leica（ライカ）のフィルムカメラがおすすめ｜中古でも人気！その魅力は？

今でも人気のレトロアイテム、フィルムカメラ。そんなフィルムカメラのメーカーの中でも昔から人気なのがライカです。ドイツ製の高級フィルムカメラであるライカは、他に並ぶことのない、世界最高のカメラと言われるブランド力を持っています。

ライカは新品というよりも中古品が多いにも関わらず、今なお人気を博しています。なぜ中古品が今も人気なのでしょうか。それは、ライカは戦前から続く歴史あるフィルムカメラであり、使うことで歴史を追体験することができるからなのです。また、ライカのデジタルカメラよりは安い価格で手に入れられることも魅力です。

この記事では、そんなライカのフィルムカメラの特徴や魅力、種類からおすすめ商品まで詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ライカは100年以上の歴史を持つ、ドイツ生まれの老舗高級カメラブランドです。1950年代に製造されていた元祖35mmフィルムカメラの「バルナックライカ」と、レンジファインダー（距離系連動式カメラ）の「M型ライカ」は、ライカの代名詞としても知られています。

熟練の職人が手作業で仕上げる精密さは「宝石」と例えられるほど。上質な使用感も魅力ですが、1950年代に製造されたカメラが今もなお現役で使われている、クオリティの高さこそが世界最高峰のカメラと言われる所以です。

ライカの純正レンズは「ライカレンズ」と呼ばれており。1950年代に製造されているにもかかわらず、現代のレンズに劣らない圧倒的な解像力を持っています。ライカからは一眼レフカメラも販売されていますが、「ライカ」というブランドには含まれないのが一般的です。

ライカの中でも特に人気が高いのが、「機械式フィルムカメラ」です。電気ではなくバネやゼンマイという部品を原動力にしており、熟練の職人が仕上げる精密感はまさに世界最高峰にふさわしい高級感があります。

他社でも機械式フィルムカメラを製造していますが、精密感は工芸品と言っても過言ではありません。特に1950～60年代前半のものは、現在では同じクオリティのものを作るのが不可能とされるほど精密に作られているのでおすすめです。

ライカの代名詞「M型ライカ」は、レンジファインダーの最高峰とされています。レンジファインダーというのは、ファインダーに内蔵された連動距離計でピント合わせをするカメラのこと。一般的なレンジファインダーカメラと比べたとき、ファインダーの見え方がクリアなのもポイントです。

カメラを使用する上で重要となる、ファインダーの使用感に優れているのもライカならでは。国産のレンジファインダーカメラも多数販売されていますが、選ぶならM型ライカをおすすめします。

ライカのフィルムカメラが多くのファンを魅了しているのは、ライカの高性能レンズが捉える描写にも理由があります。現代では高性能レンズと聞いてもあまり珍しくは思わないでしょう。しかしライカのドイツ製レンズは、1950年代～1960年代に作られています。

半世紀以上前に、現代のレンズにも匹敵する超高性能モデルをこの世に生み出していたという技術の高さもライカレンズの特徴であり、ライカが世界中で愛される理由なのです。

IIIcなどのバルナックライカは、戦前～1950年代に製造された元祖35mmフィルムカメラです。映画に使用されている35mmフィルムを流用したことで35mmフィルムカメラが誕生した、というエピソードはあまりにも有名。

1930年代に搭載され始めたレンジファインダーのデザインを受け継いだ、アール・デコデザインというのもポイントです。元祖でありながら完成形であり、長い年月を経ても当時のまま変わらぬ魅力を放っています。

後年の35mmフォルムカメラに比べて、特徴的な使い方は不便に感じることも。しかし不便さを楽しみに変えてくれるのもバルナックライカの魅力です。

M型ライカはバルナックライカの後継でありながら、ライカの代名詞と言われるまでになっています。使えばわかる精密感やスムーズな操作性など、世界最高峰の技術を体感させてくれるワクワク感が魅力です。「初心者でもいいものが欲しい」という方には、このM型ライカをおすすめします。

フィルムカメラならではの巻き上げレバーの使用感は、一度使ったら他のカメラが使えなくなるほどとも言われています。中古でも値が落ちないのは、ブランド力だけでなくクオリティの高さが認められているからです。

ライカ Minilux(ミニルックス)は、高級感のある見た目に高性能のレンズが特徴の高級コンパクトカメラです。オートフォーカスのコンパクトカメラで1995年から発売されています。外装はチタンを使っていてシンプルだけどモダンなスタイリッシュな見た目になっています。

ライカは1965年に初めて一眼レフカメラ「ライカフレックス」を販売しています。世界最高峰のライカレンズを搭載しており、一眼レフでライカレンズを使えるというのが魅力です。特に初期のライカフレックスは、一眼レフの厳密なフレーミング操作も楽しめるのがポイントです。

M型ライカゆずりの操作性を楽しみたい人には、ライカ一眼レフをおすすめします。

新品でライカのフィルムカメラが欲しいなら、M-Aがおすすめです。M-Aは2015年に発売された、完全機械型のフィルムカメラとして注目されています。ライカのフィルムカメラとしては、2002年や2003年に販売されたMPやM7もありますが、年数が浅く新品がいいならM-Aをおすすめします。

バネやゼンマイで動くので電池は不要です。露出計も内蔵されておらず、操作はすべてマニュアルというのもポイント。ファインダーを覗きピントを合わせ、シャッターを押したらフィルムを巻き上げるという工程をすべて手動で楽しめます。

ライカのフィルムカメラは、精密感が高くカメラファンなら一度は手にしてみたいと思うことでしょう。カメラを楽しみながらライカの歴史も体験できるのはライカならでは。値は張りますが一生モノのカメラとしておすすめです。