スマホ用マイクロSDカードおすすめ8選｜容量ごとに紹介【Androidに】

マイクロSDカードは、ニンテンドーswitchなどのゲーム機やドライブレコーダー・パソコンでは、データを保存できる商品です。しかし実は、エクスペリアなどのAndroid端末でも、外部ストレージとして、マイクロSDカードにより、写真・動画・音楽をスマホ容量以上に保存できます。

マイクロSDといっても、容量が多いものだったり、高速で保存できるものだったりと、商品によって機能性が変わるので選ぶのが難しそうだと思いますよね。しかし、マイクロSDは、使う機器や用途に合わせてマイクロSDを選ぶだけなので簡単です。

そこで今回は、スマホ用マイクロSDカードの選び方・見方やおすすめ商品をご紹介します。購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてください。また、この記事の最後に、スマホ用マイクロSDの使い方や、iPhoneからのデータの移行方法もご紹介します。

まず、SDカードは、最大容量が2GBまで、SDカードの中でも最も容量が小さい種類です。FAT12やFAT16といったファイルシステムにのみ対応しています。SDカードは、SDHCカードやSDXCカードの対応端末でも使えます。

ほかの種類よりも容量が小さいので、動画や写真などの大きいデータには向いていませんがスマホの連絡先・メモ帳などの移行には便利です。価格も安いです。

次に、SDHCカードは、最大容量が32GBまでです。FAT32といったファイルシステムに対応しています。SDHCカードは、SDXCカードの対応端末でも使用できますが、SDカードのみに対応する端末では使用できません。

カメラやビデオカメラに対応しているかどうかは、機器のロゴにSDHCが記載されているかをチェックするだけです。

最後に、SDXCカードの最大容量は、2TBまでです。1TB＝1000GBなので、とても容量が大きいといえます。対応ファイルシステムはexFATです。SDXCカードは、容量が大きい代わりに、SDカードやSDHCカードのみに対応する端末には使用できません。

容量を求める方は、USBを購入するのもおすすめします。以下の記事で、大容量の保存ができるUSBメモリもご紹介します。SDカードと合わせて使う方法もありますので、合わせてチェックしてください。

連絡先・メモ帳などの簡単なデータの管理をするなら、4GB~8GBのSDカードが便利です。容量が少ないので、価格が安く初めてSDカードを使用する方にも使いやすいです。SDカードをわけて管理したい方や2種類以上のSDカードが欲しい方にもおすすめします。

4GBの場合は、写真が1000万画素が約768枚・動画記録時間が40分程度です。8GBの場合は、1000万画素の写真が約1536枚・動画記録時間が1時間20分ほどです。保存するデータに合わせて、SDカードの容量を決めましょう。

音楽や写真データなどの一時保存に使用する場合は、16GB~32GBの容量のマイクロSDカードがおすすめです。16GBは、1000万画素で約3072枚・動画が約2時間40分ほどの記録ができます。32GBは、約6144枚・動画が5時間20分と一時データ管理に使いやすい容量です。

4GB~8GBの容量よりは価格が高いですが、種類が多く好きなメーカーから選べるメリットがあります。車に入れると音楽を聴けるので使いやすい容量です。

スマホでたまに写真を撮るだけで、他に容量を使わないなら、64GBあれば十分です。最大容量が64GBあれば、1920万画素の写真が約9000枚保存できます。ちなみに、5分程度の音楽なら約240曲保存できます。

たまに写真を撮る方や、音楽を少し聴くくらいの方には、64GBがおすすめです。

上述の通り、64GBあれば1920万画素の写真が約9000枚保存できるのですが、写真を頻繁に撮る方には、それでは物足りないかもしれません。また、最近では4Kなどの高画素のカメラも登場しており、64GBでは9000枚も保存できません。

そこで、動画は撮らないけれど写真をよく撮るなら、64GB～128GBの最大容量を持ったマイクロSDがおすすめです。

動画や写真撮影の機会が多い方は、256GBの最大容量をおすすめします。4Kなどの高画質の写真を撮りまくる方はもちろん、最近では、スマホでもハイレゾの動画撮影ができるようになっており、多くの容量を必要とします。

撮りたい写真や動画があった時に、撮影チャンスを逃さないように、余裕を持って最大容量が256GBのものを選んでください

スピードクラス2・4・6・10は、それぞれ最低保証される速度が、2MB/秒、4MB/秒、6MB/秒、10MB/秒を意味しています。

価格は、スピードクラス2が最も安く、スピードクラス10が最も高いのですが、近年では、スピードクラス10が当たり前とされる速度です。写真や音楽、動画データを読み出すのには、スピードクラス10がおすすめです。

UHSも、マイクロSDの読み取りや書き込みの転送速度を表す指標です。UHSスピードクラス(U1)では10MB/秒の速度、UHSスピードクラス(U3)では30MB/秒の速度が保証されています。

フルHDビデオや4K動画の撮影で使うなら、UHSスピードクラス(U1)では記録時に遅延する可能性がありスムーズではありませんので、どんなに遅くてもUHSスピードクラス(U3)を選ぶのをおすすめします。

ただし、このUHSの速さで転送されるのは、マイクロSD側と端末側の両方が、「UHSスピードクラス」に対応している場合のみです。どちらか一方でも対応していなければ、普通の「スピードクラス」の方の速さになってしまいますので、注意しましょう。

ビデオスピードクラスとは、近年の4Kや8Kでのビデオ撮影に対応した規格です。UHSスピードクラス(U3)を上回る書き込み速度を実現しています。

V6・10・30・60・90とは、それぞれ最低保証速度が6MB/秒・10MB/秒・30MB/秒・60MB/秒・90MB/秒を意味しています。ビデオスピードクラスに対応したSDカードなら、安定したレコーディングが可能です。

4Kの動画撮影ならV10やV30以上を選ぶとスムーズです。ちなみに、V60やV90は超高速の規格であり、8K動画の撮影などに用いられます。スマホ用のマイクロSDとしての使用は、一般の方はあまりありません。

マイクロSDカードは、転送速度を先に見て選ぶのも大切です。見るべき転送速度は2つあり、それぞれ特徴が違いますので、押さえておきましょう。

書き込み速度とは、スマホからマイクロSDへの最大の転送速度を表すものであり、最低保証速度を表す上述のスピードクラスとは異なる指標です。スマホの機種変更やバックアップの際に、マイクロSDにデータを移行する場面では、数値が大きいほど短時間での移行が可能となります。

ハイレゾ音源や、4K動画などのバックアップを頻繁にとりたい方にも、書き込み速度の速いマイクロSDがおすすめです。

読み取り速度とは、マイクロSDに保存してあるデータを読み取り、パソコンなどに転送する際の速度を意味します。数値が大きいほど速く転送が完了するため、データ移行やバックアップにも便利です。

マイクロSDに保存した写真や動画をパソコンで観たい方は、この読み取り作業が発生するため、読み取り速度が速いマイクロSDを選ぶのがおすすめです。

アプリケーションクラスとは、スマホアプリの動作に必要な、読み書き速度を満たした際に表記される規格です。対応製品を使用すると高速化し、スマホアプリがサクサク使えます。スマホアプリをよく使い、マイクロSDカードにアプリを保存したい方は、アプリケーションクラスで選ぶのもおすすめです。

アプリケーションクラスは「A1」と、より高速化する「A2」の2種類の規格があります。使用しているスマホに対応しているかが重要なため、必ず確認してください。

スマホ用マイクロSDは、対応規格によって選ぶのが大変重要です。対応していなければ、せっかく購入しても使用できないためです。

種類がSD・SDHC・SDXCのどれに対応しているか、速度がスピードクラス・UHSスピードクラス・ビデオスピードクラスのどれに対応しているかの2つを確認しましょう。対応しているかを調べる際には、マイクロSD側の対応規格を確認したうえで、購入するのがおすすめです。

スマホを落としてしまったり、誤って洗濯してしまったりして、壊してしまった経験がある方も多くいます。そうなれば、マイクロSDも一緒に壊れて中身のデータが紛失し、復旧不可能となる可能性があります。そこで重要なのが、マイクロSDの耐久性です。

防水性・耐温度・耐衝撃性といった耐久性を高める性能が付加されているものがあります。また、耐温度があれば、スキー場や登山などの寒い場所や、亜熱帯地域などの暑いところで用いる場合にも使えます。外出が多い方や、お風呂でスマホを使う方には、耐久性の高いものがおすすめです。

スマホ用マイクロSDには、万が一に備えて、保証サービスやデータ復旧サービスが備わっているものもあります。基本的には、国内メーカーのものには、不具合が発生した場合に保証が効くのが大半ですが、海外メーカーからの輸入品はそうではありません。

一部例外として、国内メーカーでも保証が効かない場合や、海外メーカーでも保証が効く場合もありますので、確認は必要です。ただ、保証があると価格が上がります。万が一の場合の保証が欲しいなら、少し価格が高くても保証が効くものがおすすめです。

なお、初期保証しか効かないメーカーもあります。また、保証には、購入時のレシートや領収書が必要な場合もあるので、保管しておきましょう。

スマホで撮った写真や動画をパソコンなどに移す際には、カードリーダーがあると便利です。スマホからBluetoothやUSBケーブルでパソコンに移す方法もありますが、これらの方法では、容量によっては長時間の転送時間が掛かります。

カードリーダーがあれば、カードリーダーにマイクロSDカードをはめ込むだけでSDカードとして使用でき、それをパソコンに差し込むだけで、パソコンにデータを移行できます。カードリーダーが付属しているかは、確認しておきましょう。

以下の記事では、パソコンやスマホに使えるSDカードリーダー・Wi-Fiカードリーダーを紹介しています。選び方も紹介しているので合わせて参考にしてください。

マイクロSDカードは、容量ごとに価格が異なります。値段の目安は、32GBなら約1000円・64GBなら約2000円・128GBなら約4000円となります。

ただ、保証の有無など、容量以外にも価格を左右する要素はあるため、上記はあくまで参考ですので、その点は留意しておいてください。

ゲーム・音響機器・テレビなど、さまざまな分野でおなじみのSONY(ソニー)も、マイクロSDカードを取り扱っています。特に、SONYが展開しているXPERIAスマートフォン・タブレットなどに適しているため、使用している方におすすめです。

転送スピードは遅いもののお手頃価格の「SR-UYA」や、超高速モデルの「SR-UX2A」など、幅広く取り揃えているため、自分に合ったマイクロSDカードが見つけやすいのも特徴です。

ELECOM(エレコム)は、コンピュータ周辺機器を扱う国内メーカーとして有名です。パソコン用品などで、ELECOM(エレコム)の製品を持っている方も多くいます。

どちらかといえば、薄利多売を方針としてビジネスを展開しており、価格帯は安めに設定されているのと、データ復旧サービスがついているのが強みです。

SAMSUNG（サムスン）は、半導体などを扱う韓国の巨大メーカーです。Galaxyのメーカーでもあり、スマホ分野に強みを持ちます。マイクロSDとしては、低価格帯の「EVO」「EVO+」と、4K動画などに対応する「PRO」「PRO+」の4つを展開しています。

このうち最もハイスピードなのは、PRO+です。海外メーカーとしては珍しく、メーカー10年保証が付いています。また、SDカードとして使えるSD変換アダプタがついているのも嬉しい点です。

価格帯は、低機能のものは業界最安水準で、高機能のものも買い求めしやすい価格です。

SanDisk（サンディスク）は、アメリカのフラッシュメモリメーカーです。世界シェアが高く、長く朝入れています。日本ではなく、アメリカのメーカーですが、マイクロSDに用いるフラッシュメモリは日本国内で制作しています。

互換性テストも多く実施しており、高い性能により信頼を集めています。耐磁性などの性能が付加されたものもあります。価格帯は安く、32GB・128GBのいずれも、市場平均価格よりも安価に購入できます。

KIOXIA(キオクシア)は、東芝メモリ（TOSHIBA）から2019年に社名を変更した、国内のメモリメーカーです。世界で初めてフラッシュメモリを開発した業績を誇ります。

8GBから大容量の256GBモデルまで、幅広い品ぞろえと充実したサポートで、購入後も安心して使用できるのが特徴です。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめの【256GB】スマホ向けmicroSDカードを紹介します。種類やスピードクラスなど、スマホ向けmicroSDカードを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめの【128GB】スマホ向けmicroSDカードを紹介します。種類やスピードクラスなど、スマホ向けmicroSDカードを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめの【32GB】スマホ向けmicroSDカードを紹介します。種類やスピードクラスなど、スマホ向けmicroSDカードを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

取り付け方法は機種によって差があるので、製品の取り扱い説明書を確認しましょう。一般的には電源を切ったうえで、本体側面の外部端子カバーを開けると、差し込み口がでてきます。機種によってはロックがかかってる場合があります。

金属端子面が画面の背面になるように、カチッと音が鳴るまでゆっくりと差し込みましょう。無理矢理押し込むと破損に繋がります。表裏や水平に差し込めているか確認してください。

AndroidでマイクロSDカードを使用するには、スマホに差し込むだけでは機能せず、設定が必要です。まず、AndroidにSDカードを認識させるには、「外部ストレージとして使用」または「内部ストレージとして使用」を選択し、画面の指示に従って設定します。

次に、AndroidのデータをSDカードに移動させるには、「ストレージ」をタップした後に、「SDカードへデータ転送」を選び、移動させたいデータを選んで選択します。

また、SDカードの初期化には、設定画面から「ストレージ」＞「外部ストレージ」＞「SDカード」＞「ストレージ設定」＞「フォーマット」＞「削除してフォーマット」の順に選択すると、初期化が完了します。

Androidスマホの内部ストレージがいっぱいになったら、マイクロSDカードに映したいと思う方もいますよね。しかし。アプリを移行する際は注意点がいくつかあります。気になる方は、ぜひ以下を参考にしてください。

1. SDカードへのアプリ移動を標準機能として搭載しているのは一部の機種のみ(Galaxyシリーズなど)
2. Google提供のアプリなど、移動できないアプリがある
3. SDカードをスマホから抜いたり、マウントを解除するとアプリが起動できない
4. アプリの起動が遅くなる場合がある
5. アプリのウィジェットが使えなくなる場合がある

スマホ用マイクロSDカードが認識されない場合の対策方法をいくつか説明します。まず、他の機器で試してください。Androidとパソコンの両方に抜き差ししてみると、不調なのがマイクロSDなのか、それともAndroidやパソコンの方なのかが分かります。

また、正しく差し込めていないのが、認識されない原因の可能性もあります。この場合、改めて何度か抜き差ししてみましょう。

それでもダメなら、Android の何かが原因となっている可能性もあるので、Androidを再起動してみてください。他には、SDカードのドライバーのバージョンが古かったり問題があったりする場合には、ドライバーの再インストールで解決する場合もあります。

前述の通り、マイクロSDはAndroidで主に使用するものですが、実はiPhoneで撮影した写真や動画を、マイクロSDに保存・バックアップする方法もあります。

1つは、マイクロSDカードに使用できるQubiiといったカードリーダーを用いる方法です。こちらのリーダーでは、充電もできるうえに、256GBの最大容量を持ち合わせています。

もう1つは、PhotoFastといった超高速でiPhoneに対応したカードリーダーを用いる方法です。iPhone内の連絡先やカレンダー、音楽などもバックアップできます。

マイクロSDは、スマホ用のほかにも、音楽やデータの移行など、さまざまな用途に使えます。以下の記事では、コスパが抜群のマイクロSDを紹介しています。安くても、容量が多いものや付加機能が多いものなどが販売され、ネットでも購入できるので、ぜひ参考にしてください。

今回は、スマホ用マイクロSDの選び方・人気おすすめ商品を紹介しました。マイクロSDは、種類が多く選びにくいイメージがありますが、使う用途や機能性に合わせて選ぶと簡単に選べます。使い方も簡単なので、データ転送や思い出の写真管理に使ってください。